シェアハウスの規模と隣人トラブルの関係性
大人数向けのシェアハウスは隣人とのトラブルが少ない
大人数向けのシェアハウス、とくに100人を超える超大型物件の場合、隣人とのトラブルは起きにくい傾向にあります。
共有部の掃除やゴミ出しは基本的に業者が担当していますし、住人の入れ替わりも激しいので、誰とも交流しなくても住むことが可能だからです。
「シェアハウスの機能面だけ使いたい」という方には最適の物件だと言えるでしょう。
ただ、大人数向けの物件の場合、「自分から積極的に動かなければ何年経っても知り合いができない」というデメリットもありますが、コミュニケーションが苦手な方やシェアハウスの機能面に惹かれて入居を考えている方はぜひ大人数向けの物件を選びましょう。
100人近くいる超大型物件の人間関係はほぼ単身者向けのマンションと変わりません。
少人数向けのシェアハウスではコミュニケーション力でトラブル回避
10人未満の少人数向け物件では嫌でも住人同士が力を合わせる必要がありますので、知人や友人作りが簡単にできます。
しかし、その分住人間での摩擦が多く、トラブルも発生しやすいのであいさつを始めとした日ごろのコミュニケーションや気配りが重要となります。
また、友だちや知人を作りたい場合は少人数向けのシェアハウスがおすすめです。
その場合は日ごろからしっかり他の住人とコミュニケーションを取り、交流を深めておくことでトラブルを回避することができます。
掃除当番、ゴミ出し当番で揉めないために
掃除当番、ゴミ出し当番のない物件を選ぶ
シェアハウスの中には「掃除当番」や「ゴミ出し当番」の決まっている物件があります。
リビングやお風呂など共有部の掃除を住人が当番制で行ったり、キッチンなど共有部のゴミをやはり住人が当番制でゴミの日に出すようなタイプのものです。
実はこれ、うっかり当番を忘れてしまうことがあるなど、トラブルのもとになることが多くあるシステムです。
このトラブルを回避するには、「掃除当番」や「ゴミ出し当番」のない物件を選ぶことです。 物件をインターネットで探す際「共有部の掃除や管理人」「共有部のゴミ出しは業者」などの記載がありますので、そのような物件を選びましょう。
住人が20人を超えるような中型以上の物件の場合、基本的にはこのパターンがほとんどです。
共有部を管理人や業者に任せることができると自室のゴミ出しや清掃にだけ気をつければいいので、非常に楽になりますし、トラブルの種が生まれないのでおすすめです。
当番制の物件の場合はハウスルールをチェック
気に入ったシェアハウスが当番制だった場合、住むことを諦める必要はありません。
「当番」は住人同士のコミュニケーションの一部でもあるので、友だちを増やしたい方には悪いことばかりではないからです。
ただし、その場合はハウスルールをしっかり読み、使う掃除用具や方法が自己流にならないようにしましょう。
また、自分が当番の時には忘れずに掃除やゴミ出しすることもトラブル回避に繋がります 他の方がうっかり当番を忘れてしまったとき、大らかな気持ちで対応できる余裕も必要です。
当番制の物件を選択した場合はハウスルールをしっかり読むことと、他の住人の方とのコミュニケーション、寛容な姿勢を大切にするよう心がけましょう。
水光熱費に関するトラブル
水道光熱費で揉めたくないなら管理費定額制のシェアハウスを選ぶ
シェアハウスのトラブルで多いのが水道光熱費に関連するものです。
物件ごとにかなり差があり、「使った分を後日計算して均等割り」というシェアハウスから、「管理費として毎月定額」というところまであります。
水道光熱費でのトラブルを避けるためにはずばり「管理費定額制」のハウスを選ぶといいでしょう。 定額制ではない場合、よほど住人の仲が良くない限り必ずと言っていいほど揉めごとに発展します。
「シャワーやお風呂に適した水の量」「お皿を洗う時の水の量」「エアコンは何度からつけるか」……水道光熱費は生活に密着しており、人によって感じ方や考え方の違いが大きいからです。
全員が同じ感覚を持つことは不可能ですし、「自分が損をしている」と思う人が1人でもいれば喧嘩になります。 定額制のハウスはその点では非常に安心です。
多少割高になっても穏やかなハウスライフのために、管理費定額制の物件をチョイスすることをおすすめします。
節約家の場合は使用分均等割りでも
管理費定額制の物件は多少余裕を持って住人からお金をもらうようにしているため、「使用分を後から均等割り」の物件に比べると多少割高になります。
そのため、節約家の場合は均等割りの物件を選んでも良いでしょう。
ただその場合は「○○さんはエアコンを使い過ぎている」などの不満を持たない、おおらかな気持ちが重要です。
おおらかな気持ちを持たずに不満を抱えていると人間関係も悪化してしまいますので、おおらかな気持ちを持ちましょう。
共同設備のトラブル
お風呂のトラブル
多くのシェアハウスは、お風呂も共用のことがほとんどです。
毎日使う場所であり、一日の汚れをきれいさっぱり洗い流すお風呂は、綺麗で清潔な状態を保ちたいものです。
特に男性サイドからの「風呂場に落ちている長い髪の毛が気になる」という意見はよく耳にします。
男女問わず、入浴後は次に使う人への配慮を意識的に習慣づけることが大切です。
「バスタブ付き」や「シャワールームのみ」など、お風呂のタイプや、お風呂に関するルールもシェアハウスによってさまざま。
自分の好きな時間に入れないこともよくある話で、朝と夜は混雑しがちです。 特に朝派の人は、時間に余裕をもって行動することをおすすめします。
同じシェアハウスに住む人たちが大体どの時間帯に入浴しているのかを聞き、時間をずらして入るのもひとつの手です。
気持ち良いはずの入浴タイムを不快なものにしないためにも、お互いの気遣いが大切になってきます。 また、バスタブ付きのお風呂はどうしても長くなりがちです。
もしルールが決まってない場合は、入浴時間を設定する、私物は放置しないなどの明確なルールを定めることによって、トラブルを事前に回避することができます。
御手洗に関するトラブル
シェアハウスという空間に住んでいると、他人との共同スペースがある為、自分が使いたい時間帯に使えないといったトラブルが起こりがちです。
1番困るのが【御手洗】ではないでしょうか?
朝に御手洗になかなか行けないと、仕事に遅れてしまいそうで焦りますよね。
そんな忙しい朝の時間帯のシェアハウスの御手洗は混みやすいです。
もし、毎朝トイレに長居する住人がいたら、その人が御手洗を使用する前に用をたすようにしてみてはいかがでしょうか。
だいたいの人は朝のルーティンが決まっているので、住人が使用する時間帯をある程度把握するのも、トイレに行けないトラブルを回避する良い手段になります。
また、毎回のように自分単独で使用するような迷惑な【長時間御手洗使用】をする住人がいることもあります。
角が立たないように話し合いをするのも良いですが、言いにくい場合やひどい場合には、シェアハウスの管理会社さんへ相談することをおすすめします。