シェアハウスとは シェアハウスの種類、歴史、人気の理由をご紹介
シェアハウスとは、複数の人々が一つの住居を共有しながら生活するスタイルのことです。本ページでは、シェアハウスの魅力を紹介し、選び方やメリットについて詳しく解説します。シェアハウスは、コストを抑えながら新しいコミュニティを築ける点が人気です。これからシェアハウスを検討している方々に、最適な選択をサポートする情報を提供します。
目次
シェアハウスの基本
シェアハウスのすべてについて、シェアハウス東京がお答えいたします。まずは以下の動画をご覧下さい。シェアハウスとは?についてご説明いたします。
シェアハウスの大前提は、言葉の意味そのもの「共有・共用」
住居の一部を他の住人とシェアします。主にバス・トイレ・キッチン・リビングなどを共用します。スペースの共用は、同居人との共同になります。基本的に管理会社が募集した別の居住者との同居になります。しかし、シェアハウスの構造によっては、ほとんど顔を合わす必要の無いものもあります。弊社の物件はほとんど、このタイプになります。家具家電類、インターネットWi-Fiなども、殆どのシェアハウスに共用で完備されています。入居者同士が交流出来るラウンジや、ワンルームなどの一人暮らしではなかなか難しい大型スクリーンのシアタールームやルームランナーなどのフィットネススタジオや防音室完備で楽器演奏やカラオケを設置してあり、思いっきり歌うことが可能であったり、最近はシュミレーションゴルフがあったりする物件もあります。ゲーム機やカラオケなどを標準装備しているシェアハウスもありましたが、盗難等により、最近は減ってきています。
設備には、別途使用料を徴収するシェアハウスもあります。特に、コインシャワーやコインランドリーを設置してある物件はよく見かけます。ちなみに、弊社の物件は全て込みの料金体系なので、別途費用は発生しません。
シェアハウスでは共用部の掃除が不要の場合もある
ある程度のレベルのシェアハウスになると、共用部の掃除をする必要がない場合もあります。シェアハウスを利用する際には、基本的に入居者同士でルールを決めて専用部、共用部の掃除などを分担することになりますが、この時に共用部の掃除やその他雑務を面倒と感じたことはないでしょうか。そのような人は、清掃業者などによって定期清掃が行われているシェアハウスを利用すれば、全く共用部の掃除は必要ないのです。全てのシェアハウスに、適応されるわけではありませんが、住まいをシェアするということでその分だけ家賃も安くなるので、専門スタッフが共用部の掃除をしてくれるようなシェアハウスを利用してみてはいかがでしょうか。
朝起きて出かける時に共用部がピカピカだと、まるで高級ホテルでも利用しているかのような気分を味わうことができます。シェアハウス東京などのシェアハウスを利用する際には、上手く掃除の役割分担をして日々清潔感のある生活を心がけたいものです。
シェアハウスの共用スペースはその物件のルール
物件の内覧をする際には、共有スペースに注目です。共有スペースは、その物件のルールそのものだからです。共有スペースというのは、大勢で利用するのでその物件に設けられているルールが出やすいのです。そして、そのシェアハウスでの生活がどういったものなのかは、自分がその共用部を使ってみるイメージをしてみてください。キッチンの場合自分が調理する姿を想像してみるとよいでしょう。調理の際に必要な小物が揃っているか配置はどうなのか整理整頓されているかなどを意識して確認してみるとよいでしょう。
シェアハウスの種類(分類)
コストパフォーマンス重視型
大都市圏はほとんどこのタイプになります。共用部分を共有するため、その分のコストが抑えられます。不動産は、m2単価で賃料が決まります。そのため、共用部分は按分されるためその分のコストは安くなります。特に、次に解説のあるカプセルタイプ、ドミトリータイプは一部空間の共有も可能となるため、コストは劇的に抑えられます。
コンセプトシェアハウス
数年前に、東京の日暮里に「起業家シェアハウス」(現在閉鎖)が非常に話題になりました。起業家を目指す老若男女が住まいを共にし、24時間夢を熱く語るというのがバズって、マスコミにも数多く取り上げられました。ここから起業を成功させた話も。しかし、起業意欲に付け込んで教材販売などの悪質商法の人々が入居し始めてさらには、出資投資の話などが横行して被害者が多く出てしまい閉鎖してしまったようです。継続していない例でしたが、これとは別に評判の良い例もあります。
同じ趣味や境遇を共有するコンセプトシェアハウスです。居住性は当然、雰囲気や外観、内装デザインや家具・インテリアにもデザイン性にこだわったおしゃれハウスもあります。家賃は相場より若干高めにはなるものの、デザイナーズ物件ほど高くはないけどおしゃれ度はそれ以上の物件は人気を集めています。
スポーツ好きが集まるシェアハウス
サッカーや野球好きが集まり、リビングでは毎日にのようにパブリックビューイング状態で楽しそうです。
ペット飼育可能のシェアハウス
ペットを好きな方がペットと一緒に住めるので好評です。
酒好きが集まるシェアハウス
それぞれが好きな酒を持ち寄って、定期的なパーティーなどが開催されます
スイーツ好きが集まるシェアハウス
休日にハウスの仲間たちで隠れ家的なお店を探したりするだけではなく、住民共同でスイーツづくりにチャレンジすることもあります。
旅行好きが集まるシェアハウス
旅行は一人旅も良いですが、気の合う仲間たちと旅行するのもとても楽しいものです。しかし、社会人になってしまい一緒に旅行に行くような仲間がいないという人もいるはずです。旅行が大好きという人達が集まっているので旅を企画したり、実際に旅をしたりして楽しむことができます。また、旅行のベテランが集まっていますので新しい地域に旅に行く場合にアドバイスをもらうこともできますし、おすすめのスポットの情報などを共有もできますので、何かと便利です。
その他のシェアハウス
- サイクリング好きな方
- ガーデニング好きな方
何といっても、ライフスタイルに直結するのは、シングルマザー専用というものではないでしょうか。当然、子供と一緒に住めます。年齢制限などの条件は要注意です。
シェアハウスのタイプ(構造)
個室
完全なひと部屋もありますが、マンションや戸建てなどによって、体感は多少違いがあります。ワンフロアーをパーティションで仕切ってあるシェアハウスもありますが、主な違いは空調です。セントラル型(複数の部屋を一括でコントロールするタイプ)とセパレート型(個別に設置されているタイプ)との違いはあります。セントラル型の場合は、若干の個人差で暑かったり寒かったりはあるかもしれません。
ドミトリー
2段ベッドが置いてあるタイプです。カーテン等は設置してあることもありますが、電気は部屋に1つの場合が多いです。そのため、夜中に帰ってきた人が電気を点けてしまうということもあります。上下2段になっているため、家賃は圧倒的に下がるのが特徴です。
カプセルタイプ
ドミトリータイプの進化型です。日本独自の文化で1980年代に「カプセルホテル」というものが誕生しました。旧カプセルホテルを、シェアハウスとしてリメイクしているところもあります。部屋にカプセルホテルのベッドを設置しているものもあります。造作でリフォームしているシェアハウスが殆どです。家賃帯は、ドミトリー並みで照明は個別なので夜中に電気を点けられる心配はありません。
雑魚寝タイプ
以前クリエイターが多く入居しているとしてテレビで話題になりました。渋谷でしたが最近検索してもヒットしません。なので現在の詳細は不明です。3部屋くらいの戸建てに40人以上が入居していたそうですが、特にカプセルがあるなどの設備は一切ありませんでした。なので一部屋に10人以上が雑魚寝でした。布団は人数分有るか無いか、廊下やキッチンで寝る人もいたそうです。これ以降、雑魚寝タイプの物件も多少見かけるようになりました。
シェアハウスでの交流
人が集まると、交流が生まれます。
アウトドアが好きな女性が集まるシェアハウス
住まいを探している人におすすめの暮らし方があります。色々な趣味嗜好を持つ人たちが集って暮らすタイプが増えてきました。そんな中には、アウトドア好きが集まって暮らす物件もあります。アウトドア好きには、たまらない物件なので、覚えておくとよいでしょう。キャンプや山登りは、一人で行っても楽しくなかったり、過酷だったりします。しかし、大勢で楽しみながら参加することによって、楽しさが倍増します。このタイプの賃貸に集まる人たちは、みんなアウトドアが好きな人たちなので、遊ぶ相手には困らないはずです。アウトドアが好きな者同士で、イベントなどを企画すると、より楽しい生活を送ることができるでしょう。
クリエイティブな人たちが集まるシェアハウス
最近はテレワークの普及により、自宅で仕事をする人たちも増えてきました。クラウドソーシングを利用して、個人事業主として活動します。東京のシェアハウスには、そのような人たちが集う場所も多いです。大きな机を囲むように住民たちが集まって、パソコンやスマホを片手に仕事をする姿は、まるでIT企業のようです。同じ志を持った仲間が集まることによって、仕事のアイディアを出し合ったり、一緒に規格を立ち上げたりすることもできます。場合によってはシェアハウスに集まったメンバーが、後々会社を立ち上げるなんてこともあるかもしれません。ひとりで黙々と個人事業をするなら、こうしたコンセプト型に住みながら、仕事をしてみるのもよいのではないでしょうか。
シェアハウスは若者たちのものだけではない
賃貸物件を探している人で、シェアハウスは若者たちの文化だと思っている人もいるかもしれません。しかし、中年が集まるコンセプトの物件もあります。例えば、酒好きが集まるシェアハウスなどもありそれぞれが好きな酒を持ち寄って、定期的なパーティーなどが開催されます。コンセプトシェアハウスでの暮らしならそんな目的が実現しますので、自分の趣味に合ったコンセプトの物件を探してみるのもよいでしょう。 また、同じ趣味を持つ者同士が集まる場所なので恋愛に発展することもあるかもしれません。
シェアハウスの歴史と現在
シェアハウスのはじまり
日本では、1960年代まで遡ります。当時は、「下宿」と呼ばれ、学生が利用していた生活スタイルです。当時は、ワンルームどころか、マンションすら殆どない時代です。使っていない部屋を間借りしていたのです。友達同士で、ルームシェアをするスタイルに変化し、さらに進化して、単身だけど3LDKのマンションに住んでいて、空き部屋活用する人も出てきました。しかし、日本人はルームメイトという発想には抵抗があり、日本で働く外国人が借りられるアパートが少ない中、その外国人たちは、普通にルームメイトを探し、高い東京の家賃を安く按分して住むのを見かけるようになりました。こうした状況に目を付けた不動産事業者が、外国人向けのシェアハウスをビジネスとして徐々に増え始めます。外国人入居希望者が多かったためか、「外人ハウス」と呼ばれていた時代もありました。しかし、英語圏の人は、「ゲストハウス」という意味合いが強く、まだシェアハウスという言葉より、ゲストハウスのほうが良く耳にしていました。
シェアハウスの現在
2000年代後半は、ゲストハウスとして、徐々に日本人も入居するようになり、この産業が確立されてきました。2013年に日本テレビ系列で、「シェアハウスの恋人」(主演:水川あさみ、大泉洋、谷原章介)が放映されてから、一気にシェアハウスという言葉が認知され、現在では完全に定着しシェアハウスという居住スタイルが認知され始めました。
シェアハウス東京をはじめとするいわゆる「業者」が現れ始めると、今まで友人同士でルームシェアをすると、掃除や食事で揉めたりしましたが、その原因を業者が管理することで一気に普及しデメリットが一気に軽減しました。やはり面倒なことは嫌ですものね。それでもデメリットが若干あります。それから安い家賃、入居時諸費用がほとんど不要など、圧倒的なメリットにより人気が出てきました。
シェアハウスの人気の理由
- 安い(初期費用も家賃も)
- 楽(手ぶらでも即日入居可能)
- 好立地(駅近物件が主流)
この3点は最も多い意見でその他には、「シェア(共有)」という言葉が、「カーシェアリング」「シェア サイクル」「シェアバッテリー(スマホの電池)」などでも、浸透してきた背景もあります。外国人ハウス時代から、外国人が住むイメージもまだあり、コンセプトハウスの中には、「外国人と暮らす」や「外国語が学べる」といったコンセプトを打ち出す事業者もあります。こういった付加価値にも人気の理由があります。中には恋愛と出会いをコンセプトしたものもあります。
シェアハウスには、どんな人が住んでいる?
シェアハウスの住人は、いまだに外国人というイメージはありますが、現実は全く違いほとんどが日本人です。特に部屋は95%以上は日本人の入居者です。ただし、ご利用方法は様々で普通に居住する方は当然、事務所やテレワークの作業場所などとして借り受けしていただいている個人や法人もあります。面白い利用方法としては、郊外に持ち家はあるけれど、週に何日かは職場近くに宿泊したいが、カプセルホテルなどはチェックアウトがあるので、荷物を置きっぱなしにできないためシェアハウスを利用するというケースもあります。住居なのでチェックアウトはありません。
シェアハウスと賃貸住宅の家賃相場
物件 | 初期費用 | 光熱費 |
---|---|---|
賃貸住宅 | 292000円 | 30000円前後 |
シェアハウス | 30000円 | 40000円前後 |
※注釈
1.家賃+敷金+礼金+仲介手数料
2.電気+水道+ガス+インターネット+共益金
通常の賃貸住宅を借りる場合、初期費用だけでも家賃の3~4ヶ月分が必要です。さらに、毎月のランニングコストとして、光熱費が必要です。この他に生活に必要な家具・家電を揃えるとなると数十万円の費用が必要になります。近年1人暮らしの東京23区で家賃平均は7.3万円で、駅徒歩10~15分程度と、まあまあの駅距離があります。総じて入居時に、約30万円ほど必要で、毎月10万円ほどの出費です。
シェアハウスであれば、家賃は3万円程度で、初期費用は4万円と1/10で済みますし、家賃も半額以下で済みます。