内覧時の注意すべきポイント
玄関に靴や傘が放置されていないか
まず最初にチェックしてほしいのが玄関です。靴や傘の放置率の高い物件は要注意。
清掃に関するハウスルールがなかったり、守られていない可能性が高いからです。
ハウスルールの徹底されている物件では「靴は自分の靴箱に入れる。外に出していいのは1足まで」などしっかり決まっています。
ハウスルールが徹底されているのに明らかに外に出てる靴が多かったり、傘立てからはみ出て置いてるなどがあるとルールを守れない入居者のモラルや管理会社の能力が問われるのではないでしょうか。
シンクに洗い物が残っていないか
シンクに洗う前の食器が残っている物件は気をつけてください。
玄関と同じでハウスルールの機能していないシェアハウスの可能性が高いと言えます。
シンクに食器や調理器具が溜まっていると次の人が使用しにくくストレスとなるため、トラブルにつながります。
また、生ごみが処理されていなかったりなんて事もあります。
虫が湧いたりなどしてとても不衛生ですよね。
食器や生ごみが綺麗に片付けられている物件を選びましょう。
コメントボードに攻撃的なコメントや張り紙はないか
多くのシェアハウスでは住人同士のコミュニケーション用にホワイトボードを設置しています。
そこに書かれたコメントや貼り紙に攻撃的なものはありませんか。
「お風呂の時間は守ること!最近守っていない人がいます!」や「夜中に生活音が大きい人がいます!」のような厳しい注意が書かれている場合、シェアハウス内の人間関係はあまり良くないと言えます。
人間関係を重視にシェアハウスを選ぶのならば、上記の様な注意が書かれている場合は、他のシェアハウスを選んだ方がいいでしょう。
シェアハウスに住むのに注意すること
盗難に注意
他人と暮らすシェアハウスでは、盗難に注意しなければいけません。
当然ですが、物を盗られるといやな気持ちになりますよね。
金銭だけではなく、シェアハウスでよく聞く話が「自分で購入した食材を共用の冷蔵庫に入れておいたらなくなっていた」というトラブルです。
他人のものを盗るのは立派な犯罪行為です。
そういったトラブルを避けるためにも、自分が購入した食材に名前を記入しておくことや、あらかじめ冷蔵庫内の使うスペースを住人同士で決めるなど、なにかしらの対策が必要です。
シェアハウスのルールとして決められているところもありますが、そうでないところもあるのでご注意を。
共用スペースにいるとき、トイレに行くとき、お風呂に行くときなど、シェアハウス内にいる時も、自室の鍵の施錠は忘れずにしましょう。
個室ではなくドミトリータイプの場合は、貴重品は常に身に着けておくか、鍵のついた場所に保管しておくなどの対策が必要です。
いちいち部屋の鍵をかけるのは面倒に思えますが、残念ながら一瞬の隙をついて盗る人は存在します。
自分のものは自分で守りましょう。
安すぎるシェアハウスは注意が必要かも
シェアハウスは、費用が安いのが魅力のひとつでもあります。
通常の賃貸住宅よりも比較的家賃が安い物件が多いのですが、なかには東京23区内なのに3万円などの格安シェアハウスも存在します。
東京23区内の平均家賃は、通常の賃貸住宅が約86,900円に対してシェアハウスが約52,100円です。
立地や部屋タイプによって家賃は変わりますが、シェアハウスの家賃相場は個室で5万円ほど。
格安シェアハウスが相場より安い理由は、広さ(狭さ)と運営会社の企業努力です。
部屋がせまいと、その分の家賃も安くなります。
また清掃は誰がするかにもよります。
管理会社のコスト削減のため、住人同士が登板で清掃する場所もあります。
この場合、徐々に掃除をしなくなるので、共用部が汚い場合が多く、騒音や盗難トラブルなどの管理も、管理会社が怠りがちで、住みにくい場合が多かったりします。
安かろう、悪かろう、になってしまいます。
トラブルに巻き込まれないためにも、シェアハウスの運営会社サイトで、管理体制やルールがしっかりしている物件を探しましょう。
管理状態を直接聞くことも重要かもしれません。
キチンと管理されている物件は、清掃も管理会社が行うので、トラブルも少なく安心です。
写真だけで選ばず、内見に行って住人や物件の雰囲気を確認することも重要ポイント。
安心して暮らせるシェアハウスを選びましょう。
シェアハウスに住むのにストレスを感じることも
生活環境やスタイルが合わない
学生、社会人、外国人、朝型の人、夜型の人など、シェアハウスにはいろいろな人が住んでいます。
生活のサイクルが皆バラバラなのは当然ですが、他の入居者への配慮が足りない人がいたり、生活音が気になったりするとストレスが溜まってしまいますよね。
日々の小さなストレスの積み重ねが、人間関係を悪化させてしまうことも珍しくはありません。
また、今まで生活してきた環境が違う人たちが集まるので、自分の常識が通用しないこともあります。
例えば、食器の洗い方が雑、トレイの使用が汚いなどです。
これらを気にしない方は問題ありませんが、細かい方や一人の時間を確保したい方などにはデメリットに感じます。
きっと誰もが我が家では「ストレスなくゆっくり過ごしたい」と思っているはず。
気になったシェアハウスは実際に見学に行き、どのような雰囲気か自分の目で確かめてみるのも良いですし、管理会社にどういった生活リズムの人が入居しているのか、
年齢層はどれくらいの人が多く入居しているかなど、可能な範囲で聞いておくのも良いと思います。
洗面台の待ち時間が長い
多くのシェアハウスはお風呂、トイレ、洗面台などが共用スペースとなっています。
つまり、他の入居者が使用していた場合「順番を待たなければいけない」ことに。
特に、男女混合のシェアハウスに住む男性から「洗面台の待ち時間が長い」という声をよく耳にします。
男性に比べて、女性の方がお化粧などいろいろなケアをする時間が長いため、必然的に洗面台を使用する時間も長くなりがち。
共用スペースなので仕方のないことですが、バタバタしがちな朝や、急いでいるときなどは不便に思うかもしれません。
共用スペースの使い方のルールが決まっていない場合はルールを決めたり、話し合いで解決することも多くありますが、自分の部屋でできることは共用スペースではなく自分の部屋で支度するなど、お互いの配慮が必要になってきます。
そういった日々の小さなストレスも、積み重なれば大きなストレスに。
日常生活での無駄なストレスを少しでも減らす対策として、まずはシェアハウスを選ぶ際に、洗面台の数がシェアハウスの規模に見合っているのか確認することをおすすめします
衛生面が心配
シェアハウスに住むにあたって、気になるひとつのポイントが衛生面。
ひとり暮らしとの決定的な違いとは、やはり共用スペースがあるということです。
共用スペースの掃除は入居者の当番制だったり、管理人がやってくれたり、業者を手配していたり、シェアハウスによってルールはさまざまです。
リビングなどのくつろげるスペースが汚れていると、ゆっくりしたくても落ち着きませんし、ストレスにも繋がるかもしれません。
ゴミを片付けないと匂いの原因にもなり、なにより不衛生です。
共用スペースはあくまで「入居者全員が使用する場所」なので、ルールはしっかりと守り快適に暮らしましょう。
シェアハウスに住み、入居者同士、良好な関係を築きたいのであれば自分ルールは禁物です。
次の人が気持ちよく使えるように、使ったらすぐにきれいに片付けるのが基本ですが、残念ながらルールを守れない人もいます。
国籍が違うと、そもそものマナーの認識が違ったりもします。
万が一トラブルが発生してしまったときは、自分たちで解決せず、管理人を通して話し合うのがベストでしょう。
ルールがしっかりと定められているシェアハウスは、入居者の共通認識が高く清潔なことが多いです。